草間彌生

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草間彌生のご紹介

草間彌生は長野県出身の画家であり、彫刻や小説も手掛けており、かぼちゃの絵でご存知の方が多いかと思います。 水玉などの単一のモチーフをミニマルに組み合わせることで、この世には存在しえない不思議な奥行を作り出しており、私たちの視覚を楽しませてくれます。 またその工夫の仕方も作品に応じて異なり、最少のモチーフを使って組み合わせできあがる形(たとえばかぼちゃや花瓶など)によってその最少のモチーフの扱い方が細かく変更されています。 世界に広く知れ渡っている日本人画家の一人でもあります。

草間彌生の略歴

1957年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。
1966年第33回ベニス・ビエンナーレに参加し、「ナルシスの庭」を発表。また映画製作や新聞の発行などメディアを使った表現にも着手。
1968年自作自演の映画「草間の自己消滅」は第4回ベルギー国際映画祭に入賞、第2回アン・アーバー映画祭にて銀賞を受賞。ヨーロッパ各国でも展覧会。ハプニングを行う。
1973年帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。
1983年小説「クリストファー男娼窟」で第10回野性時代新人賞を受賞。
1986年フランスのカレー市美術館、ドール美術館にて個展。
1989年ニューヨーク国際芸術センター、イギリスオックスフォード美術館にて個展。
1994年この年より野外彫刻を手がけはじめる。福岡健康センター、福岡美術館、ベネッセ・アイランド直島文化村、霧島アートの森、松本市美術館、松代駅前(新潟)、TGV リール駅前(フランス)、ビバリー・ガーデンズ・パーク(ビバリーヒルズ)、平和公園(安養市、韓国)に野外彫刻を、リスボンの地下鉄通路に壁画を制作。
1996年主にニューヨークのギャラリーを中心に活動を始め、国際美術評論家連盟よりベストギャラリー賞1995/96、ベストギャラリー賞1996/97を受ける。
1998年ロスアンゼルス・カウンティ・ミュージアムを皮切りに大回顧展がニューヨーク近代美術館、ウォーカーアートセンター、東京都現代美術館を巡回。
2000年第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰を受賞。同年、フランス、コンソルシウムで始まった個展は、パリ日本文化会館、オーデンセ美術館(デンマーク)、レザバトア美術館(トゥールーズ)、クンストハーレーウイーン、アートソンジュ・センター(ソウル)、アートソンジュ・ミュージアム(慶州)を巡回。
2001年朝日賞受賞。
2002年松本市美術館開館記念個展、紺綬褒章授賞。
2003年フランス芸術文化勲章オフィシェ受勲、長野県知事表彰(芸術文化功労)受賞。
2004年森美術館個展「クサマトリックス」(森美術館)は52万人を動員。同年、東京国立近代美術館より始まった個展が京都国立近代美術館、広島市現代美術館、熊本市現代美術館、松本市美術館を巡回。

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